腕のしびれ
すっかり桜も満開ですねぇ
今日は小学校の卒業式だそうです
旅立ちの日にふさわしい晴天で良かったですね
さて、今日は腕のしびれについてお話します
先日、時間が空いたので一生懸命洗車をしていたら
夜になりしびれのような痛みに襲われ、包丁を握るのもやっとでした
慌てて頚に鍼をして寝て、翌朝あと1割残っていたのでもう一度鍼したら
すぐに治りました
なぜ頚かといいますと、
人間の身体には神経が通っていますよね
神経には感覚神経と運動神経があり、
しびれは感覚神経の、麻痺や脱力は運動神経の阻害によるものです
阻害というのは、凝りや炎症により血流が低下したり、
凝りによる筋肉の硬さで神経の通り道が邪魔され
神経が過敏になってしまうという感じです
神経は脊椎から出て体の隅々まで伸びていて、
脊椎のどの場所から出ているかにより、支配領域というものが決まっています
で、今回は神経の支配領域つまり皮膚知覚帯(デルマトーム)を紹介します
ちょっと見にくいですが、デルマトームの図もリンクを貼っておきますのでご参考まで
ものすごく簡単にいうと
- 親指 → 頸椎6番神経
- 人差し指・中指 → 7番
- 薬指・小指 → 8番
となります
これは腰からくる足のしびれや痛み・足指のつるというのも同じ原理となります
つまり、指がしびれている、痛いといっても
原因は指そのものにはありません
頚や腰という根本的な原因を解決しないといつまでもしびれや痛みに悩まされるのです
たかが肩こり首こりかもしれませんが神経が阻害されているのですから
放っておくと大事に至ることも無きにしも非ずです
症状が出てすぐなら指圧で緩めお風呂にゆっくり使って温まれば楽になります
それでもだめなら鍼灸という手段もあります
いつも我慢は禁物というのはこういことです
早めの対処が痛みやしんどさからの解放への近道ですね